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音楽劇 カチカチ山

作演出 菊池亮太

   出演 大久保慶美

      大橋典生

      菊池亮太

 演出ノート​

 

本作、身体言語が本旨として追求してきた『現代演劇のありか』よりも『お客様目線』であることを重視し制作しました。何もムズカシイことは考えずに、劇場で演劇がつくられていくその瞬間のエネルギーや時間の流れを感じていただければと思います。

なぜ本作でこのような取り組みをしたかというと、実は劇団身体言語の活動は2年前の2015年2月1日に、大学のホールをお借りし無料公演の名目で一作目『農業少女(作 野田秀樹)』を制作、発表したところから始まっています。ちょうど2年、6作品目です。

以後、音楽劇『駆け込み訴え(作 太宰治)』、フランス不条理演劇『2人で狂う(作 イヨネスコ)』、現代口語演劇『悲鳴(作 菊池亮太)』、現代演劇『無人島(作 菊池亮太)』と、この2年間で大きく作風を変化させながら、5作品の劇団作品を制作して来ました。

ちょうど2年、私にとって思い入れ深いこの作品『カチカチ山』で、劇団の2周年と、3年目の節を迎えることができ、なにより再び観劇料金を頂かない形でお客様に観ていただける機会が巡ってきたことには劇団主宰として感謝しきれない思いです。

この機会を与えていただいた尼崎市演劇協会の皆様、尼崎青少年創造劇場の皆様、作品に携わっていただいた方々、私を成長させてくれた恩師や先輩方、2年苦楽を(楽なことはなにひとつなかったかもしれないが)共にした団員たちに感謝の気持ちを持って、この作品を劇団公演としての上演にあたります。

これからも変容し作品制作を続けていく身体言語の活動を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

興味を持っていただけましたら、ご連絡ください。

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