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このページでは劇団書き下ろし作品を紹介しています

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無人島   台本公開中

百億人の人が流れ着き形成された無人島

機械も法律もない場所で、

全ての出来事の当事者になった彼らの言葉が吐き出される

島の出来事に怯える人、悲しむ人

自らの運命を受け入れる人、拒む人

愛情と信仰と尊厳

改めて世界を形作ることになった彼らに

共存の可能性は、未来への希望はあるのだろうか

広がる世界に私ちちは寛容になったのか、それとも排他的になったのか

長い孤独なモノローグを紡ぐ無人島の100億人

 

悲鳴   台本公開中

そこは、架空の介護施設のスタッフルーム

日常の業務をこなす中で、従業員達には虚無感が漂っている

ふとした自意識によって関係が変わっていく中

彼らは次第に追い詰められ、終わりを見失った作品の幕切れへと向かっていく

 

アントン・チェーホフ作『ワーニャ伯父さん』の台詞を引用し

古典の言葉が現代でどのような新しい側面を見せるのか

不条理な出来事に対し演劇の持つ文化的役割を今一度拾い上げ問いかける

 

悲鳴をあげているのは誰か

分かり合えない現代人の口語劇

明けない夜   今冬上演予定

2015年9月19日未明、賛成派反対派の激しい争いの中

安全保障関連法が衆議院にて可決成立、世に言う強制採決

そして過去、1960年5月19日、混乱の中で同じく安保条約が強制可決されていた

この2つの「安保闘争」を移動しながら

ノルウェーの劇作家イプセン作『民衆の敵』の稽古を始める学生たち

舞台空間を2つに分け、二重進行するストーリー

劇構造を視覚化し剥き出しのまま全速力で進むこのドラマは

最後の幕が降りてから、もうひとつのシーンが始まる

抗うも裏切られ、満身創痍で登った舞台で発するセリフは

はたして匿名の大衆に届くのか

 

現実と虚構、過去と現在、事実と真実

交わらない2つのストーリーを交差し未来のために足掻く、祈りの戯曲

試着室

2020年、東京オリンピックを尻目に営業をしている古着屋を舞台に

流行としての役目を終えた服を見る客たちと

その客を見守る店員の中で紡がれるモノローグ
 

俳優が語る言語は、どこまでが発せられた言葉なのか
どこまでが心の中に秘めた言葉なのか


ホンネとタテマエ、ウチとソト、オトコとオンナ、
シンサイとフッコウ、フコウとコウフク、服を着るように言葉を着飾る現代


ひたすらに軽い言葉と不可解な身体で、舞台上を立ち上げる

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